全巻無料で漫画「悪役令嬢と鬼畜騎士」を読む方法を調査！

自分自身がプレイしていたゲームの世界に転生していたって、考えようによっては幸せとも言えるし不幸せとも言えるかなと思いました。私個人の意見としては断然前者です。たとえ悪役として転生したとしても、やはりゲームの世界ですからたまらなく幸せを感じられる気がしてなりません。また、乙女ゲームにおいて特筆するべきところも大してないヒロインがイケメンに言い寄られる展開に不満を抱いていることもあり、そのヒロインに嫌がらせをするのも楽しそうだとか考えてしまう性悪女の典型をいく私にはこの上ないほど好都合な展開と言っても良いかもしれません。しかしながら、それは産まれた段階から転生者であることを自覚している場合に限って言える話であり、ある日突然記憶が戻るみたいな場合においては幸せとは程遠いものがあります。タイミングというものは実に重要なものであるのはあえて言うまでもないことでしょう。ツェツィーリア・クラリン、本作の主人公はそのタイミングが悪いです。私だったら目先のことに耐えかねて自害を真っ先に考えてしまいそうなところです。それこそ、今し方思い出した前世の記憶を噛み締めるようにしてゲームの世界にサヨナラを告げます。
（20代・女性）

前世の記憶の有無にかかわらず、私が悪役令嬢としてこの世界に転生していたら、ヒロインをぶっ潰しにいくつもりです。やはり、ヒロインは何かと優遇されがちであり、そこんとこがイマイチ腑に落ちないと常々感じている歪んだ性格の私としてはとことん虐めぬきたいと思うのも当然といったところかもしれません。これには賛否両論、否、批判の声が大多数を占めることは想像に難くないものの、何だかんだ言ってヒロインの優遇を快く思っていない人は声をあげないだけで相当数存在しているに違いなく、こうして恐れることなく堂々とヒロインを虐めてやりたいと言えるだけ私は素直な女として称えられてしかるべきです。その結果、王子殿下に煙たがられても構いません。ここまで来るとヒロイン嫌いも大概にしろとの声がチラホラ聞こえてきそうです。それでも、ツェツィーリア・クラリンみたく学園内で最大派閥を結成して虐めの主犯になって愚行に愚行を重ねていきたいと思ってしまいます。その愚行が娼館送りの決め手になっても文句は言いません。性欲魔人同然の王子殿下の嫁になるくらいなら、むしろその処遇は本望と言えなくもないです。穀潰しになるよりよっぽどマシな人生だと前向きに考えて生きていけそうだと思いました。
（20代・女性）

“ヒロインが誘拐された際に三人の誘拐犯を棒切れ一つで半死半生にして手足の腱を粉砕”、これは正直理屈として分からなくはない範疇のことであるため、鬼畜要素は多少含まれていてもさほど気になるものではありません。しかしながら、次に挙げられた“ヒロインに卑猥な言葉を浴びせた上に体に触れた公爵家の子息は全裸で縛り付けられた状態で発見。葉巻が舌に押し当てられ指の関節は外されていた”、ここまで来ると流石に色々とぶっ飛んでいて正気の沙汰とは言えなくなります。鬼畜のレッテルを貼られるのも当然にほかならないのは誰もが分かることです。異常なまでの愛情を受け止められる人がどれほどいるのか定かではないため、決めつけてかかるのも気が引けますが、個人的にルカス・ヘアプストのことは生理的に無理な枠組みに属していると判断を下すまでに至りました。何においても限度というものがあり、それを逸する言動が頻発化しているとなれば目を瞑って見過ごすわけにもいきません。ヒロイン溺愛そのものに嫌悪することはないけれど、問題なのはやり方です。人道的とは言えない鬼畜なやり方で邪魔者を排除したところでヒロインからの好意は得られないと思いました。
（20代・女性）

「ヒロインの敵には容赦なしの鬼畜仕様ヒャッホイに設定された隠しキャラなの」、この発言から察することが可能かと思いますが、主人公のオタク気質が若干どころか相当痛々しいです。麗しの見た目とは裏腹に、中身は一介のゲーマーに過ぎません。気高い印象の貴族であることを忘れてしまいかねないものの、オタク趣味を持っている自分からしてみれば親近感を抱くポイントでもあるのは確かです。しかしながら、キャラクターをゲームの登場人物として見ている点は新鮮であると同時に興ざめでもありました。また、暴走機関車さながらの慌ただしい脳みそは好ましくないです。ここで品格だのなんだの言うのもお門違いだと承知しているけれど、あまりにも見た目にそぐわない発言ばかりしているのも段々嫌気がさしてくるものです。もう少し加減というものを分かって欲しいと望んでしまうのは我儘なのでしょうか。どうにもそうだとは思えません。加減を調整することなく暴走させているのは、言わば作者の横着によるものではないのかと疑わずにはいられません。単刀直入に読みにくいにも程があります。これはさすがに、読者への配慮が欠如していると批判されても否定しようもないと思います。
（20代・女性）

娼館は時間制で一晩という単位はないのを承知の上でツェツィーリアを指名、そこから腹上死の危険性があると察知する、ここから分かるようにツェツィーリア・クラリンは冷静に物事を判断して先の状況がどうなるかを考えられるだけの賢さはあるみたいです。もっとも、前世の記憶が甦ったからなのか、いちいちオタクっぽさが出ているのが気に食わないです。これだったら、わざわざ今の位の高いキャラ設定は必要なかったのではないかと思わざるを得ません。初めからオタクの女の子として登場させれば良かったのではないでしょうか。想像力が豊かとは言い難い私が察するに、インパクトだったりギャップだったりを狙ったのかもしれませんね。まぁ、皮肉にも失敗に終わっていることは言うに及ばずであり、このことに関して私自身憐れみを感じることは一切ございません。やはり、令嬢にする必要はありません。とりあえず何でもかんでも目を引きそうな要素をぶち込めば良いというものではなく、時には引き算することも大事なのは常識の一環です。足し算に足し算を重ねたところで、それが必ずしも魅力増しになるとは限りません。本作を読めば、そのあたりのことが一目瞭然かと思われますね。
（20代・女性）

ゲーム上ヒロインがキャラの攻略を進めているととにかく出張ってくる。ヒロインと幼馴染で幼い頃はよく遊んでいた。ヒロインを守るためにストーカーのごとく登場してくる。攻略キャラ並みに顔が良ければ頭も良く剣を持たせれば天下無双。などなど、情報量の多さが癪に障るのは致し方ありません。一コマに異常な程の情報を詰め込んだところで全てを頭に叩き込めるはずがなく、そのへんから読者の気持ちを慮ることが出来ない作者様であることが容易に想像出来るかと思います。読者に対して慮ろうという気持ちが少しでもあれば、文字を敷き詰めて読みにくくすることは絶対にしません。後々説明するのが面倒くさいから、ここぞとばかりに詰め込んだのでしょう。実に浅はかな行いにほかならず、創作をする上で意識が低いと揶揄されても否めない域に達しています。説明ばかりが続いている作品を楽しく読める人なんて、長ったらしい文章を溺愛している奇人くらいなものです。ほとんどの読者は長ったらしい文章を前にして遁逃したくなることは想像に難くありません。勝手に暴走されても困るだけです。片手では持てない分厚いゲームの攻略本を読んでいる気分と言ったら少しは伝わるかもしれません。
（20代・女性）