漫画「ブルースカイコンプレックス」は最新刊（最新話）まで全巻無料で読める？

ブルースカイコンプレックスは私が初めて読んだBL漫画です。市川けいさんの作品はほかの漫画家さんたちに比べても線が細く、きれいな絵なのに割と簡潔に描かれていて、生々しい描写が苦手な方でもかなり読みやすいのではないでしょうか。ブルースカイコンプレックスのいいところは、何といっても主人公たちの飄々とした性格です。ナツキもチカも他の登場人物たちと比べ、かなり冷めた性格というか、何も夢中にならず、何にも執着しない。しかし物語が進むにつれ、お互いがお互いにのみ興味を示し、執着していく様子にとてもキュンキュンしてしまいます。今現在7巻まで発売中で、３巻までは高校生編、そこから現在まで大学生編。高校生編はただただイチャイチャしていますね。市川けいさんの作品はどの漫画も日常のほのぼのシーンがとても面白いです。元々無口な２人が淡々と会話しているシーンが大好きです。大学生編では新たなキャラクターがたち登場し、同棲生活もスタートします。これまで積極的に人と関わろうとしなかった主人公たちが友達を作り、いろいろな問題に直面したり助け合ったり、その成長も微笑ましく思います。この作品にはインディゴブルーのグラデーションという同人もあり、そちらも２人の生活を覗き見ることができとてもおすすめです。
（20代・女性）

みなさまご存知！ブルースカイコンプレックス！と言っても過言ではないほどのBL有名作品かつ、1巻を読むと作画が違うあるあるは、BLではなかなか少ない長編作品だからこそ。BL入門にも非常に勧めやすいと思います。まさにこういう作品をエモいというのではないでしょうか。同じ高校でひょんなことから出会った2人が、すれ違ったり悩んだり、小気味よく育みながら、様々なことを乗り越えて、ますますかけがえのない存在になっていく様が描かれます。片方が小さくて可愛い作品もいいですが、2人とも同じくらいの長身なので、並ぶとスタイリッシュで様になるのも魅力的。そして家族や友人、周りの人たちが活き活きと描かれているのも魅力の1つ。作品に詰まった愛おしさ、優しさ、切なさ、悲しさ、怒り、単語を書く度にシーンがよみがえるほどです。日常を描きながら、2人の想い合う気持ち。ベタベタの甘い関係でも無いのに、どこにいても互いを感じている些細な瞬間にキュンとします。市川けい先生はエロ未満の作品も多いですが、こちらは長編なこともありますがエロもちゃんとあり、エロに重きを置いた作品よりも、よっぽどエロさを感じます。毎年1冊の新刊を楽しみに、末永く見守っていきたい作品です。
（40代・女性）

本が好きな楢崎なのですが、彼を見た時すごく自分と性質が似ているなと感じましたね。一人の時間が大好きで夜に本を読むことをとても楽しみにしている節があるのですぐに感情移入ができました。そんな楢崎が図書室の受付を教師に頼まれてしまう展開が巻き起こるのですが、何故か校内でも有名な不良の寺島と一緒に図書室の受付をしなければならなくなる展開がとても面白いですね。やはり相手は不良ですから始め楢崎がちょっと警戒しながら本を読んでいる姿がとても印象的でした。無言の空間が何故か心地よい感じで流れていくので、すごく不思議でした。その後、段々と楢崎が寺島に興味を抱いていくので二人の関係の変化がとても面白く描かれていきます。初対面の相手と友達になる時の言い知れない緊張感を感じることができて懐かしい感情を呼び起こされましたね。この作品を読んでやっぱり人間関係というのはとても魅力的なものだと再確認しました。そして、楢崎と寺島がお互いの気持ちに気がついて恋人同士に発展する展開も見どころの一つですね。秀才と不良と言う一見アンバランスなカップリングがとてもそそります。二人のやりとりが本当に心地よいので一見の価値ありです。
（30代・男性）

題名が気になり、完全にタイトル買いしました。パイロットものかと思ったら、高校生ものでした。序盤は主人公達が全く喋らないので、もどかしいというかちょっと退屈でした。買ったのは失敗だったかなとまで思いました。絵柄もあまり好みでは無かったので少しだけ、読むのが苦痛になりかけました。結局1話では全く話さず終わってしまい、拍子抜けと思いきや、受けがにこりと笑い、そのかわいい笑顔にやられました。心を持っていかれて、わくわくしながら2話目を読み始めました。お互いに、ちょっと気にし合っている絶妙な空気感がたまりません。ポーカーフェイスですが、内心攻めのことがめちゃくちゃ気になっていて、距離を縮めたがっている受けがすごく可愛いです。対して攻めはちょっと鈍感な印象で、なかなか関係性が発展しませんが、少しずつ距離が縮まって行く感じが、優しい雰囲気で書かれていてほんわかしました。受けの距離の縮め方や、気づいてもらえなかった時の反応が可愛すぎました。ただ、攻めが鈍感というか、自分の気持ちにもなかなか気づかないので、積極性がなく、少しもやもやします。でも男同士で、出会ってすぐ好きになり、付き合ったりは違和感があるので、このゆっくり具合が結構リアルな感じで好印象でした。
（30代・女性）

この作品を読んでいると過去の学生時代のことを振り返ることが出来てちょっと感傷的になりますね。「高校三年生の時は進路について色々と考えていたな」だとか、あの当時の独特の空気感というか色々と蘇ってきてすごく面白いですね。やっぱり学生時代というのは人生で一度きりしかないわけで、こういう青春作品を読むとまたあの雰囲気を味わいたい気持ちがふつふつと湧いてきますね。それからこの作品に出てくる楢崎の弟たちがとても可愛いです。弟であるアキとタケの二人は寺島のことが大好きで非常に懐いているので、そういうほのぼのとした場面を見るのもこの作品の魅力の一つです。寺島は見た目は不良みたいですが、中身は本当に優しくて子供からも好かれているので非常に好感が持てますね。寺島本人は「子供が嫌い」だと言っていたのですが何故か子供達からは好かれてしまうという展開が笑えます。この作品は楢崎と寺島が何気ない会話をして歩いているだけでもすごく面白く感じる時があります。その理由はやっぱり二人の空気感と会話のテンポだと思います。いい感じの掛け合いが二人の間でリズミカルに展開していくので、そのリズムに乗って読み進めていくと非常に心地よく物語を追うことができるので色々な人達にこの作品を読んで欲しいですね
（30代・男性）

楢崎と寺島の関係が本当に微笑ましいですね。ボーイズラブというジャンルなのですが二人ともイケメンなので全く嫌悪感が湧かないのが本当に素晴らしいですね。個人的には楢崎の方が好きですかね。メガネ男子でインテリチックな雰囲気がたまらなく格好良く見えます。作中、寺島と楢崎が同じ布団で一緒に寝ているシーンがあるのですが、そこで寺島が楢崎に対して小言のような事を言って楢崎のことを困らせる感じがカップルっぽくて非常にキュンときました。あと楢崎がなかなか体を許してくれない事で寺島がひどく悩んでしまう姿も印象的ですね。キスはさせてくれるのにどうしてエッチということになるとこんなにも拒むのか理解できないという精神になってしまうので、お互いの気持ちが段々とすれ違ってしまう姿もおもしろポイントの一つですね。男同士ではあるのですが完全に普通の恋愛として二人の関係の進展具合が気になってくるので脚本運びが非常に上手い作品だと思いましたね。やっぱりキャラの心情を丁寧に描くことによって俄然キャラクターたちに興味が湧いてきますし物語もどんどん魅力的に見えてくるという部分はあるのではないでしょうか。寺島がこんなにも悩んでいるのに、一方の楢崎はとても呑気でその対比も面白かったです。
（30代・男性）