漫画「ぼんくら陰陽師の鬼嫁」は最新刊まで全巻無料で読める？

いろいろな要素が詰め込まれた漫画です。原作は小説のようですね。漫画だと頭の中でイメージしなくとも絵で様子が一目でわかるので読みやすいです。舞台は現代の京都です。和風のお話には京都が合いますね。主人公は大学生の女性です。もともと家族がいなかったのに、バイトもクビになり、アパートが火事で焼けて住むところもお金もなくなってしまいました。そんな災難がいっぺんに降りかかったら呆然としますよね。公園にいると着物姿の若い男性と幼女がやってきます。陰陽師というタイトルから難しくて読みづらいかなあと思ったのですが、導入部分が自然で引きこまれました。着物姿の男性かっこいいです。でも、主人公の危機を知っていい仕事があると言われたらあやしいと思いますよね。その仕事とは契約結婚だったのです。流行りの陰陽師ジャンルに、これまた流行りの契約結婚をくっつけた感じの話だなと思いました。その上、ホラー要素もあり、探偵とか推理小説の要素もあります。恋愛要素はあまりないのですが、友人たちに結婚のことをいろいろ詮索されそうになったりするのを隠すところなどドキドキします。式神たちが可愛いです。虎、亀、蛇などの動物姿だったり、人間の姿になっていてほかの人間には見えないのに主人公には見えるというのが、また周りに不思議がられるという秘密要素もあります。和風ファンタジーや和風ホラーが好きな人は面白いのではないでしょうか。
（50代・女性）

この作品の主人公は言っちゃ悪いけれど、遅かれ早かれ仕事をクビになる運命にあったと言わざるを得ないですよ。雇用主に対して敬語が使えないようでは、とても社会でやっていけるとは思えません。主人公が元々なんの仕事をしていたか知る由もありませんが、どうせその仕事でも態度云々が問題でクビになったことは誰の目にも明らかと言えるでしょう。それでですよ、どん底状態に手を差し伸べてくれた言わば救世主的存在に対してなんですかあの態度は。無礼にも程がありますよね。見るからに年下とか向こうからタメ口OKと言われている訳でもないのに、どうしてタメ口で喋れるのでしょうか。よほど頭が悪いのなら、まあ責めるのも微妙なところではあるため、こちらが折れる形で辛抱する他なかったのですが、よく分からないところで小難しい言葉を使ってくるあたり、頭が悪い設定は通用しません。であるならば、尚更躊躇いもせずにタメ口で喋る点が妙になってきます。これから自分のことを雇って賃金をいただく、それがどれだけありがたいことであるのか失念しているのでしょうか。主人公の意識の低さに唖然とせざるを得ません。正直、この主人公は全然好きになれなかったです。
（20代・女性）

開幕早々のロリに惹かれてしまったが故、もしかするとこの先もロリが大活躍する心ときめくファンタジーに出会えるのではないかと妄想の花を咲かせていたのもつかの間、ほんの一瞬で地面どころか地獄にまで叩き落とされた気分を味わう羽目になったことを根に持ってことあるごとに嘆くでしょう。大学生だかフリーターだかよく知りませんけど、野崎芹が全く可愛くありません。ロリ時代の面影は一体どこへ消えてしまったのか謎です。ロリコンというには恐れ多い自分ではあるものの、成長してここまで残念になるなんて許し難いです。しかも、性格も可愛さ皆無で見どころ一切なしときました。やっぱり、主人公をどれだけ愛せるかは作品において結構重要だと思うため、その観点で見ると絶望的と言えなくもないことが明らかですね。初対面の人に対する失礼を欠いた言葉遣いなんて目に余りますしね。ここまで見どころがない主人公が何をやったところでそそられません。また、ストーリーに関しても絶望的なまでに面白くありません。果たしてこの作品は何にインスパイアされたのか、おおよその検討が着いてしまいます。読者にそれを悟られるとは、作品として致命的と言うべきだと思いますよ。
（20代・女性）

家事経験の有無について問われた際、「全くないってことはないよ。専門的な熟達はしてないけど」と芹は返答しましたが、ここで引っかかったのは私だけではないということを祈りたいです。どう見たところでバカ丸出しの芹ですよ。そんな芹が「熟達」なんて使用頻度の低い難しい言葉が易々と出てくるでしょうか。到底そんな風には思えませんよね。そして、意味もなく回りくどい言い回しを使用するあたりも訳が分からないです。「少々であれば。あまり自信はありませんけど」、せめてこの程度の返答が無難かと存じます。また、如何に芹が礼節を弁えていない女の子であるかは敬語を使えないところからお察しかと。これからお世話になる人なのだから、慇懃に接するのが社会人としてのマナーではないのでしょうか。取り繕ってみせることもなくバカ丸出しで恥ずかしくないのか不思議で仕方がありません。自己紹介のくだりで「仰々しい名前だね」も有り得ませんよ。人様の名前についてとやかく言う筋合いは誰になく、ましてやバカにするなんて言語道断にほかなりません。口を開けば失言しかしない芹に憤りを覚えるのも無理はないでしょう。何も感じない人がいたら是非とも名乗り出ていただきたいです。
（20代・女性）

北御門皇臥とかいうフリガナが無ければ読み方がちっともわかりゃしないキャラクターについて物申したいことが山ほどあります。何より許し難いのがキャラクター設定がブレブレなところです。「ありがとう。では我が家にご案内しよう。我が花嫁」とか何とかキザな物言いをする割には「君はすでに条件をひとつクリアしているからな。つまりぶっちゃけると俺としては相互利益が生じる相手とビジネスライクな一時的婚姻関係を結んでおきたい。君にとっても悪い話じゃないと思うが」と、本当に同一人物による発言なのか疑いたくなるレベルで印象が異なることが見て取れるかと思います。二重人格とか多重人格みたいな厄介な設定があれば口出しするいわれもございません。そんなことをしたらキャラクターに対して失礼ですし、ひいては作品自体に汚名を着せかねないからです。しかしながら、そういう設定はありません。つまり、初めに申し上げたキャラクター設定がブレブレという説で決まりでしょう。ほとんど顔を出さないモブ同然ならまだしも、主要キャラクターでこのザマは酷いですよね。しっかりキャラクターの設定を固めてから作品を描いてくれないと読む方としても困ってしまいます。
（20代・女性）

基本的に何が面白いのか全然分からない作品ですし、絵も正直上手いとは言えません。それなら何のために読めばいいのか疑問に思われる方も大変多くいることでしょう。答えは1つです。護里、まもりちゃんがいるからとしか言いようがありません。絶望感に苛まれた中で、唯一光を照らしてくれたメシアがまもりちゃんなのです。黒振袖を着こなして器用に手毬で遊んでいるシーンで早くも心臓を撃ち抜かれ、ちっさいお手手で全身黒1色の怪しげな男、北御門皇臥の服の裾をギュッと握っているところなんて最高と表現するのが適切でしょう。私のようなボキャブラリーが常時貧困状態にある者としては、ほかの表現が思いつきません。そして、「ぶらんこ」「せりさまこけないでね」など、セリフ全てが平仮名というところもたまりませんね。これだからロリは心を掴んで離さないのです。大抵の場合、主人公の芹ちゃんもしくは皇臥さんあたりに心惹かれるよう描くのが漫画として定石かも思われますが、個人的にまもりちゃんゾッコンルートにしてくれて良かった説ありますよ。どんなにつまらない展開が延々と続いていても、まもりちゃんを思い浮かべれば耐えられます。むしろ脳内お花畑です。
（20代・女性）