全巻無料で「ブルータル 殺人警察官の告白」は読める？漫画バンク・rawも調査！

この漫画では、警察官である主人公が、殺人を犯した犯罪者や、人が亡くなるきっかけを作ってしまった人々に対し、裁きを与えます。時効が成立し、罪を裁けなくなった犯罪者や、自殺を助長するような行為をした人物は、法律で裁けないため、当の本人は特に何も罰せられることなく生きています。主人公は彼らを裁くために殺人を実行するので、もちろん何かの罪を犯した者に対して行う行為なのですが、命を奪うという点で必ずしもそれが「正しい」行為だとは言えないと思います。ただ、正しい行為でなかったとしても、事件の被害者だけでなく、被害者家族としては自分の大事な人に危害を加えた相手を許すことは非常に難しいと思います。そんな感情を代弁して、主人公は殺人を犯しているように思います。一方で、主人公自身は殺人を犯すことを楽しんでいる様子もあるので、罪を犯した人を裁く立場でありながら、彼らと同じような心境で裁きを下しているとも言えます。この物語の見どころは、そういった罪を犯しながら反省の色もなく過ごしている人たち、法で裁けない、表に現れることなく罪を犯す人たち、犯罪者を裁くことに喜びを見出している警察官、という特徴的な三者の有様で、虚構の話でありながらも、現実世界の問題を色々考えさせられる作品だと思います。
（20代・女性）

この作品を読んでいると背筋が凍るような、ぞくぞくとした感覚に陥る場面がたくさん出てくるのでそういうのが好きな自分にとってはとても良い作品だと感じました。冒頭から部屋に生首が転がっている場面でスタートするので、本当に一体どういうことなんだと言う驚きの気持ちで先が気になりましたね。やっぱり一番気になるキャラクターは主人公の檀浩輝です。彼はとてもミステリアスで見ていて凄く面白いですね。過去に殺人を犯しているのですが、そのことを隠して警察に勤めているのでそこがとても興味深かったです。普段の顔はみんなが憧れるエリートで物腰もすごく柔らかいので本当に謎めいていて気になります。やっぱりキャラクターに魅力があると物語全体も色づいて見えてくると言う事はあると思います。ある日、署のテレビで大量殺人を犯した少年が出所して本を出版したというニュースが流れるのですが、そこでの檀浩輝の顔が本当に不気味でした。あたかも自分と同じ性質のやつが、どんなやつなのか興味があると言わんばかりの眼差しを送っていたので目が離せませんでしたね。この時の檀の目の瞳孔が完全に開ききっていて何を考えているのかわからない表情がある意味堪りませんでした。
（30代・男性）

この作品に出てくるジャーナリストの鬼塚という人物が個性的で大好きです。事件の真相を確かめるためだったらどんな手段でも厭わない感じが本当に好感が持てます。こういう熱意を持って仕事に励んでいる人を見ると否応なしに応援したくなってしまうというのが自分の性分みたいです。ある通り魔を犯した子供の自宅に訪ねて話を聞く姿が本当に興味深くて目が離せませんでした。通り魔を犯した息子は母親から虐待めいた躾を受けていたということがわかり、その事実を母親本人に指摘したりするのでジャーナリストとしてはかなりやり手な人物だとこの描写で判断しました。やっぱりジャーナリストと言うものは多少失礼な位がちょうどいいと言うことを鬼塚を見ていると感じてしまいますね。人のプライベートに踏み込んでいくわけですから、そういう気持ちでないと絶対にいけないと思います。「被害者に対して何か言いたいことはありますか」など母親に詰め寄っている鬼塚の顔が本当に怖くて恨みを持っているというのが表情から伝わってくるのでその場面は必見ですね。檀浩輝の不気味さもそうなのですが、ジャーナリストの鬼塚も違ったベクトルで不気味だということがわかるので凄く興味深いです。
（30代・男性）

グロテスクなシーンがたくさん出てくるので苦手な人は一定数出てくるかと思いますが、自分はこの作品がとても面白いと思います。個人的にグロテスクなシーンと言うのが、大好きな自分からしたら本当に興奮できる作品だと思いますね。生首や切断した腕などに小さな虫が集っている姿には、ちょっと鳥肌がたちましたがそれもある意味この作品の魅力につながっていると思うので目が離せません。檀浩輝の殺人を何とも思っていないサイコパスな感じが、たまらなく魅力的に見えてきます。こういう人物にスポットを当ててくれると物語がより面白く感じると言う事はあるので非常にありがたいですね。普段は普通の人間を装ってると言うところも面白ポイントの1つです。実は大量殺人犯なのに平然としているハラハラ感は見ていてすごく面白いですね。この作品ではいろいろな殺人についてのケースが描かれているので、犯人たちがどういう思惑で行動を起こしたのかなど興味深いシーンがたくさんあるのでそこに注目して欲しいです。殺人はたしかにいけないことですが、犯人側にもそれぞれの思惑なんかがあったりするのですごく興味深いですね。でもやはり殺人犯のメンタルというのは常人には簡単に理解はできません。
（30代・男性）

ジャーナリストの鬼塚がこの作品の中で「法で裁けない悪人がいる」と言っていたのですがこの発言がすごく自分の胸の中で刺さりました。「大量殺人を犯した子供の親は無罪放免なのか」と鬼塚が話していたので本当に青天の霹靂でした。個人的な感想なのですが絶対に親にも責任はあると思います。子供を育てる上である程度親の影響は受けるわけで殺人を犯すようなメンタルに持っていったのは確実に周りの人間でもある訳ですから本当にこの言葉は考えさせられます。鬼塚が裁こうとしている行為は自分は擁護したい派ですね。鬼塚がこの母親を追い詰めたことで自殺に追い込んでしまうので、この場面には驚きを隠せませんでした。殺人事件が起きた時に常々思っていることがあるのですが、人によって刑が全く違うというところが本当に不可解です。上級国民なんて言葉も流行りましたが偉い人が殺人を犯した場合警察が逮捕せずにやり過ごそうとする姿が許せません。法律は平等に扱われないと法律とは呼ばないので、かなりフラストレーションが溜まりますね。あと子供が殺人を犯しても死刑にならないのもちょっとおかしいなと思います。この作品を読むことで殺人についてのことを深く考えるいい機会になるように感じますね。
（30代・男性）

ナオキングという動画配信者のエピソードがあるのですが、そこでの展開がとても面白く映りました。ファミレスに大量の食事を頼んでほとんどの料理を残してしまったと言う動画をあげていたんですが、かなり迷惑な行為だと若干腹がたちましたね。食べ物を粗末にするやつがとにかく大嫌いなのでナオキングに対してムカついて仕方がなかったです。でも彼の動画は全く世間の人たちに刺さっていなかったので、ある程度の溜飲は下がりました。ある日、ナオキングが街を歩いていると交通事故の現場に遭遇してしまうのですが、その光景を無断で動画に撮って上げてしまうので本当に最低なやつです。でもその動画がきっかけでバズって登録者も増えてしまうので人間の愚かさというものを体現しているような気がしましたね。この場面を見て人が不幸な目に遭っている姿などが大好きな国民性だと改めて実感させられました。本当に人間というのは醜い生き物です。この作品では本当にいろいろな不祥事に関する展開が用意されているので見応え十分ですね。実際に起きそうな事件がたくさん出てくるので本当に目が離せません。その中で人間たちの思惑も同時に絡んでくるので、すごく面白いですし考えさせられますね。
（30代・男性）