漫画「動物のお医者さん」は最新話まで全巻無料で読める？rawなど違法サイトも調査！

「キミは将来、獣医になる」漆原教授の予言に乗せられて、Ｈ大学獣医学部に進んだハムテルの大学生活物語です。獣医学部と言うだけあって話の中に山ほど動物が出てきます。犬や猫、ニワトリは日常レベル、馬、牛、羊は北海道なら普通なのでしょうか。派手な動物としてはカンガルー。様々な動物を前に、毎回どたばたが繰り広げられる大学生活には何回読んでも笑ってしまいます。登場人物も個性的です。漆原教授はいい加減すぎて問題教員、主人公のハムテルは何でも素直に受け止めてしまう純粋少年（大学生でも少年の心）、ネズミ嫌いで実験に支障が出る二階堂、ほにゃららした院生の菱沼聖子。またハムテルの祖母も勇ましく、家のペットと真剣に戦います。ペットと言えばハムテルの拾い物、ハスキー犬のちょびは魅力的でした。般若の面のような顔をしたちょびは、ハムテルと一緒に登校します。このマンガでハスキー犬のペットブームが起き、同時に獣医志望者や北大志望者がぐっと増えたという話を聞きました。とにかく、大学生って忙しいけどずっと真面目に勉強をしているわけではない、そんなイメージを抱かせてくれたマンガです。どのエピソードも「大学の教授ですらみんな個性豊かなのだから、大人になっても、真面目くさる必要はない」　「もしかしたら、自分も目指せるのかも」そんな風に語りかけられ、将来への進路を後押ししてもらったような気がします。
（50代・女性）

「動物のお医者さん」は、コメディ漫画のヒットメーカー、佐々木倫子さんの代表作です。30年ほど前の作品であるのにも関わらず、印象的なキャラクターやエピソードが多く、令和の今でもネット上でキャラクターやセリフなどが話題になることがしばしばあります。主人公、西根公輝（通称ハムテル）がH大学に入り、獣医学部で獣医になるため勉学に励むという内容なのですが、騒がしくてトラブルメーカーの漆原教授、個性的で超がつくほどマイペースな先輩である菱沼さん、獣医学部なのにも関わらずネズミが触れないほど嫌いな親友、二階堂など、魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。動物達の描写もかわいらしく、ハムテルの飼い犬であるチョビは顔は怖いが心優しいシベリアンハスキーの女の子で、連載当時はこちらの漫画の影響でシベリアンハスキーの人気がかなり高まったということです。それ以外にも獣医学部が舞台のためいろいろな動物が出てくるのですが、どれもすごくリアルで、取材力と画力の高さに驚かされます。私が特に好きなエピソードは二階堂のおばあさんの家のヨークシャーテリア、アンのお話です。気の強い小型犬で、ムッとしやすくよく吠えるのですが、皮膚病で毛を剃られてしまった様子が可哀想ですがすごくかわいらしく、こちらを読んだ時からいつかヨークシャーテリアを買ってみたい、と密かに思っています。
（30代・女性）

動物が好きなので興味深く読み始めたのですが、登場人物も個性的で面白く、少女マンガだけれど恋愛要素がほとんどなくすっきり読めるので好きでした。動物病院や大学のことを詳しく取材されているらしく、描写の信憑性もあって、それでいて知識の押し売りでもなく、クスッと笑えるところがいいなと思います。動物たちも個性的で、リアルなんだけど、マンガとして気持ちを翻訳しているところも面白いし、変にデフォルメしていないところがいいなと思っています。チョビ（犬）やミケ（猫）やニワトリはほぼレギュラーで出てくるし、牛やネズミなどの絵もリアルで作者が本当によく観察しているなと感じます。登場人物の中でも、菱沼さんと漆原教授は特に個性的で、現実にいそうでいないような絶妙な雰囲気を持っていて面白いです。登場するとほぼ毎回トラブルを起こしてくれるので、この漫画のスパイスというか、出てこないと物足りない感じがします。そして、北海道ならではの生活のちょっとしたことも描かれているので、作者の北海道愛を少し感じることもできます。他府県に住んでいる人にとっては憧れというか、大変だろうなと思わせるところもありますが、興味深くて引き込まれます。
（40代・女性）

「花とゆめ」に連載されて大人気となったこの漫画。主人公ハムテルこと西根公輝の愛犬、シベリアンハスキーの知名度が上がり、安易に飼う人が増えて社会問題となったことなどからも人気ぶりがうかがえます。私は当時、大学受験を控えた高校生だったのですが、ハムテルが通うＨ大のモデルとなった北大理Ⅲの偏差値ランキングが前年に比べて急上昇し、呆然としたのを覚えています。少女漫画なのにラブストーリーの要素が全くない事、作者の佐々木倫子さんが描く登場人物たちが、繊細なんだけどお目々キラキラ系ではない事などが万人受けした理由かもしれませんね。佐々木さんの描く動物たちは表情豊かで大好きです。動物の表情は喜怒哀楽を描き分けるのが難しいと思うのですが、おばあさんの愛猫ミケに怒られたときのハムテルの愛犬チョビの表情など、動物同士のやりとりの場面での描き方が特に見事です。佐々木さんの画力が発揮されています。また、登場人物たちが動物も含めて個性的でおもしろいです。マイペース過ぎる西根家の面々、ネズミ嫌いなのにハムテルにくっついて獣医学部に入ってしまう同級生の二階堂、人間離れした体質を持つ大学の先輩の菱沼さん、アフリカ好きの漆原教授に几帳面な菅原教授、チョビの犬ぞり仲間たち…。どこか抜けているけれど冷静で無表情な主人公のハムテルの周りに強烈なキャラクターを配置したことがいつまでも愛されるこの漫画の魅力の一因となっていると思います。
（40代・女性）

かなり古い作品ではありますが、とても面白い漫画だと思います。主人公の公輝がハムテルというニックネームで呼ばれているところからセンスの良さを感じて見続けました。絵を見ると古い作品のように見えますが内容はしっかりしておりサクサク読めます。チョビというハスキー犬がかわいいです。簡単に言うと立派な獣医を目指す人間と動物たちの物語ですが出てくる動物にとても癒されます。シュールな場面やギャグ漫画っぽい展開もたくさんあるので笑えます。笑いもあって動物との共存についてとても考えさせられる作品だと思います。周りの登場人物もとても個性豊かで面白いのがこの漫画の魅力だと思います。前の人々たちの助け合いもあり、獣医になっていく過程を見ていくことができるのでサクサク読めます。基本的に短い話がたくさん詰まっていて展開が毎回違うところも読みやすくて好きです。動物のお医者さんがどのような日常を送っているのかなどをコメディー要素を混ぜて表現しているのでとても参考になります。普段私たちが知らないような世界を漫画の中で感情移入しながら読むことができるのでとても良い漫画だと思います。また、ハスキー犬の愛らしさが目立っている作品なのでハスキー犬が好きになる読者が多い作品だと思います。
（20代・男性）

動物大好き、シベリアンハスキー大好きの人におすすめしたい漫画です。おだやかで冷静な雰囲気の主人公ハムテル、ねずみ嫌いのくせにハムテルについて獣医学部に進んでしまった陽気で臆病な二階堂、子犬を押し付けてきた漆原教授や、延々と院に居座り続ける菱沼さん、とがった発言が光るハムテルのおばあさんなど、個性豊かすぎるメンツに囲まれながら、独特のゆったりとした雰囲気で物語が進んでいくのがクセになります。拾われたシベリアンハスキー・チョビのちょっとした仕草が可愛らしいし、先住飼い猫のミケの、ペットとしての先達者的ふるまいや強かさが面白いです。作者さんがしっかりと取材をして書いておられるので、全く知らない獣医学部という世界のことも色々と知ることができて、そこも興味深いです。何よりゆったり系ギャグ漫画としても非常に面白いです。笑いたいとき、穏やかな気持ちになりたいときに読むのにぴったりです。個人的に好きなキャラはずっと院を卒業しようとしない菱沼さんです。美人で頭もいいはずなのに、明らかに変人で、まわりの毒気を抜いてしまうほどです。その変人っぷりには、同じく変人の漆原教授も負けてしまうほど。読んでいてその専門性の高さと変人さにいつも笑ってしまいます。
（30代・女性）