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この作品を見つけたのは、たまたま電子書籍を漁っていた時に目に止まったことがきっかけでした。話の展開がなんだかとてもシリアスで先の展開がとても気になってしまいましたね。恵という女の子が漫画賞に受賞するのですが、何故かその賞を辞退してしまうという流れなので一体どのような理由が彼女の中にあるのかと非常に気になってしょうがありませんでした。辞退のきっかけは完全に家族崩壊が原因でした。恵には姉がいるのですが大学受験に失敗したことが原因で引きこもりになってしまったのですが、その結果発表と恵の漫画賞受賞が重なってしまったことで姉がショックを受けたことがわかり姉を溺愛していた母親が恵に暴言を吐くので本当に見ていて切なかったです。個人的には恵は単純に自分の才能を生かしただけだったのに母親にそんなことを言われなければならないのか意味不明でした。もし自分が恵の立場だったら漫画賞も辞退しないで普通に受け取って漫画家として華々しくデビューして一人で生きていくことを決意しますかね。それくらいの才能は恵にはあると思うので頑張って欲しかったです。でも視点変えて、もし姉の立場になって見たらかなり辛い事だとわかります。この作品はどのキャラクターに感情移入するかによって想いが全く違うので非常に面白いです。
（30代・男性）

母親から「あんなのこと一生許さない」と言われてしまう恵がとても可哀想に映りましたね。この場面を見て恵に対してかなり同情してしまいました。完全に母親は恵と姉を天秤にかけて差別していることがわかるので見ていてすごく不愉快です。まあ人間ですからそういう感情が湧くのは理解できますが、やっぱりそれはいけないと思います。自分も親からあまり愛されたという経験がないので尚のこと恵が頑張っていると応援したくなってしまいます。たまに親というものは子供の味方をしてくれない時があるのでそういう事をすごく思い出してしまいました。昔、教師が明らかにおかしな対応を自分にしてきて、それを母親に言った時に全く取り合ってもらえなかったことがありました。むしろあんたが悪いとでも言いたげな感じで、本当にその時は親のことを信用できなくなりました。こういうことがあると恵と同じように心を閉ざしてしまうということは、どの家庭にもあると思います。人間関係の描写が本当に複雑に絡み合っているので見ていて面白さはあるのですが、同時にヘビーな展開も用意されていて読み進めるのがちょっと怖い時もありました。でも作品としては非常に面白いので、たくさんの人に読んでもらいたいです。
（30代・男性）

恵が彼氏である環のススメで漫画のアシスタントの仕事をする事になる展開に注目です。ある日、カフェで恵がタブレットを使い漫画の執筆をして店を出ようとした時にある男性とぶつかってしまうのですが、それが有名漫画家である源田雲水だとわかる展開が非常に面白いです。ぶつかった拍子にタブレットを落として壊してしまった事に申し訳なく思った源田が新しいタブレットを買ってくれるので、このシーンを見た時になんて優しい人だとすごく心が晴れやかな気持ちになりましたね。有名漫画家であるにもかかわらず他人に対してすごく気を遣ってくれる感じなので1発で好きになりました。こういう人がいるとやっぱりすごく癒されますよね。一方の恵なのですが、彼女の素晴らしいところはタブレットを弁償してもらうのは悪いと思いお金を返しにいくところです。もし自分が恵の立場だったら普通にお言葉に甘えてしまうところですが恵には良心がありますから、そんなことできないと思うところがまたすごくいいです。後日、恵が源田の事務所を訪れてお金を返そうとするのですが、話の流れから源田のところでアシスタントをする事になってしまうので本当に見ていて面白い展開です。二人の関係がどんどん親密になっていってある事実も浮かび上がるので非常に興味深いです。
（30代・男性）

昔、恵は漫画の賞でグランプリを取ったことがあったのですが、漫画家である源田雲水も同じ時期に漫画の賞を取っていたことがわかるので非常に面白い展開でした。源田の事務所でアシスタントとして働き出した恵なのですが、働き始めから源田の原稿は締め切りギリギリの状態で、てんやわんやになってしまう姿がとても面白いですね。漫画家という仕事はとても大変だということを聞いたことがありましたが、この作品ではそれが如実に表現されているので見ていてとても興味深いです。そんな忙しさでもなんだか恵が生き生きしているのがとてもいいですね。心の奥底で漫画に対しての想いが溢れている感じで、ペンを走らせていくので非常に見ていて勇気が湧きます。源田のところでアシスタントを始めてから、どんどん恵が過去の気持ちに戻っていく感じなのでそのプロセスを見ていくのですごく嬉しいです。母親に罵倒されて漫画を描くことを断念した気持ちを断ち切るかの如く、どんどん仕事に邁進していくので目が離せません。やっぱり自分自身に打ち勝つには自分でしかないということを、この描写を見て改めて感じさせられましたね。生き生きとしている恵はやっぱりとても輝いて見えます。
（30代・男性）

雲水のスタジオで漫画のアシスタントをしている恵がとても輝いて見えました。昔楽しんで描いていた漫画家の気持ちを再熱させているかの如くペンを走らせているので見ていてなんだかとてもワクワクしてきます。締め切りが、かなり迫っていたのにもかかわらず恵の頑張りのおかげでなんとか期限ギリギリに漫画の仕上げ終わらせるので非常にスッキリしましたね。漫画家というもののハードワークさが存分に表現されているので見ていて最高に興奮できました。それとは別に若干のコミュ症気味な恵なのですが、自分でも努力してそのコンプレックスを治そうとしている姿にも注目です。雲水の事務所のアシスタントたちとも積極的に交流を持とうとするので、そういう直向きな姿がとても心を打ちますね。すごく恵を見ていると自分と似ているところがたくさんあるように感じられるので本当に見ていて飽きません。好きなものに没頭してしまうと時間も忘れてやってしまうところなんかは、まさに自分そのものでした。自分は漫画を描くことではなくゲームをすることだったりするのでその辺はちょっと違いますが見ていて共感できますね。漫画を描いている時の生き生きとした表情が恵をより輝かせてくれているので、雲水先生の存在は本当に素晴らしいです。
（30代・男性）

恵と環が喧嘩をしてしまうシーンがとても面白いですね。避妊の薬を飲んでいることが環にばれてしまって結婚する気がないのではないかと環が疑心暗鬼になってしまうので、この場面から目が離せません。やっぱり男女というものは一度相手の気持ちを疑ってしまうとそこから抜け出せなくなってしまうということはあると思います。環が恵のことを追い詰めるのですが、恵も負けじと自分の思いを吐露していくので、その辺のやりとりがとても面白く映りましたね。今まではあまり環に対して自分の素直な気持ちを吐露できなかった恵なのですが雲水のスタジオでアシスタントをするようになってから自分に自信が持てるようになって感情をうまく表現できるようになっていたのである意味すごい進化だと感じてしまいましたね。それから雲水の漫画作品がドラマ化されることが決定して恵がそのドラマの現場に招待される展開がとても面白いです。漫画内でドラマ現場の雰囲気を感じられるのですごく新しい感覚に陥りました。ドラマ撮影というものが、いかに大変かということがすごくよくわかります。あと恵が撮影現場を見て感動している感じが最高にいいですね。煌びやかな世界が目の前に広がっているという感情がダダ漏れになっていました。
（30代・男性）