「ふつつかな悪女ではございますが」原作漫画を最新刊まで全巻無料で読む方法を調査！なろうが気になる方も！

後宮ものか～、登場人物多そう～、女同士のドロドロとか苦手なんだよな～、しかも登場人物の名前も中国風で覚えにくそう～、入れ替わりモノとかややこしそう～と、思っていました読むまでは。まず思ったことは、物語の大筋がすっと入ってきて読みやすいなということでした。入れ替えも一度しか行われず(今のところ)、どっちがどっちだかわからなくなるようなこともありません。キャラクターの書き分けもしっかりされていて、誰が誰だっけ？となることもありません。それぞれのキャラクターが強くぶれない信念を持っていて、脇役まで全員の行動理念がしっかりしているので、「今何をしているんだっけ？何を目的にワクワクすればいいんだっけ？」と、感情移入の矛先が迷子になることもありません。そして、最近の漫画には多い事なので特筆すべきか迷ったのですが、絵がきれいです。豪華絢爛な後宮の様子や、きらびやかな衣装や装飾など、絵のクオリティーによって気持ちが現実に戻ってしまうということはありません。エモいシーンの大胆なコマ割りは、ドラマチックさを引き立てます。何よりも、主人公をはじめ、さまざまに絡み合って高まっていく、様々な場面での登場人物たちの感情を表現する、表情の描写が素晴らしいと思いました。怒り・苛立ち・嫉妬・諦め・喜び・決意…文字で書くのは簡単ですが、絵で表現しろと言われたとき、人の感情はあまりにも種類が多いです。これを画面越しにビリビリ伝えてくる、熱い表情や目の描写が素敵でした。続きも楽しみです。
（30代・女性）

まずなんと言っても主人公の美しさです。人の美しさというのは性格や考え方、立ち姿や振る舞い方、自分への自信が関係し顔にも表れてくるのだと感じました。この主人公はまさにそれを表したキャラクター。また身体が弱く、いつも「死」と隣り合わせに過ごしてきた背景から達観した価値観を持っているので、名言が多い作品だなと思います。「噛まれるまでは噛まれていないということ、噛まれる前から痛がっていては体力が持たない」とても衝撃を受けたセリフです。わたしはこう言ったセリフから自分でどうすることもできない事に関して、起きる前から不安がっていてもしょうがないと思うことが出来ました。人間関係などで嫌われないためにはどうすればいいかなど考えがちですが、嫌うかどうかはわたしの問題ではなく相手の問題なので「嫌われたらどうしよう」など考えても無駄だなと思える考え方が増えたことで日常のストレスもだいぶ軽減されるのではないでしょうか！悩んでいる人に読んでもらいたい作品です！そして、考え方だけでなくこの主人公はめちゃくちゃ努力します。普通なら休むような場面でも自分を甘やかさず努力する姿が自分とはかけ離れていて刺激をもらいました。悪役ポジションスタートのキャラクターがどちらかというと等身大の自分に近く親近感を覚えます。出てくるキャラクターはみんな芯があります。なのでどの人物にも感情移入でき何度も読み直してしまうほど！まだ完結していないので続きがとっても気になります。
（20代・女性）

最初は「どうせまたよくある入れ替わり物だろう」と思いながら、暇潰しに試し読みしてみたのが始まりでした。良い意味で期待を裏切られまくりました！全てにおいて完璧な「殿下の胡蝶」玲琳の、可愛らしくも残念な(笑)性格は、味方も敵も巻き込んで全てを力技で解決してしまう！ただ愛でられる美少女ではないという玲琳の一挙手一投足が気になりだしたらもう止まらず、気付けば既刊全購入という結果に。展開が先読み出来なくて、気になって気になり過ぎてつい次巻を即購入してしまっておりました。悪役の慧月も、初めは「なんだコイツムカつくな！早く正体バレちまえ！」と思っていたのですが、話が進むにつれ応援したくなるエピソードばかりで、今では玲琳の次に大好きなキャラクターになりました(笑)メインの2人だけではなく、イケメンだけど若干天然な鷲官長とのやり取りや、真面目過ぎて突っ走り気味の冬雪の愛の重さ、玲琳のメンタルの強さに叩きのめされた莉莉の姿など、一話一話が読んでいて飽きない展開ばかりなので、あっという間に読み終えてしまいます。話数的にもそんなに多くないので、時間もかからずすぐに読破できると思いますよ！(すぐ読み終えた後に何度も読み直し、新刊が出る度にまた一から読み始めるのが私のスタイルです。そのくらい面白い！)入れ替わり物が好きな方や、スカッとする展開がお好きな方にはオススメの作品です。友達に勧めまくってます。この興奮は読んでないと味わえないので、ぜひご一読ください…！！
（30代・女性）

タイトルから悪役令嬢の成り上がり系の話かと思いましたが、読み始めてまさかのな展開で驚きました。寵愛されていた姫から、呪術により悪役令嬢との中身の入れ替わり展開。そのまま悪役令嬢として落ちぶれていくのかと思いきや、鋼のメンタルの持ち主で、側付に忠臣を注いでいた主と知らず罵倒されてもなんのその。有罪無罪の儀式の為にお腹を空かせたライオンと同じ檻に入れられても動じず。悪役令嬢側の側付に今まで酷い対応をしていた分その仕返しをされても動じず、元の身体が病弱だった為、健康な身体を手に入れられて大喜びな所がそのポジティブを見習いたくなりました。病弱だった為、薬の知識もあり、病弱克服の為に弓、舞、経等々色々努力していた点も、不幸に屈するのではなくその運命に抗おうという意志の強さに感動しました。病弱克服の為に培ってきた経験で数々の試練を突破し、次第に周りにも悪役令嬢の中に入っているにもかかわらず認められていくのがいいですね。入れ替わったお互いの側付のそれぞれの変化もまた、悪役令嬢側はこんな主人でずっといてほしい。筆頭姫側からはこんな御方ではなかった。と感情の揺らぎがあるのも面白いですね。その揺らぎが募るにつれ、悪役令嬢とのあまりの違いに、そして元姫の余りの違いに側付が戸惑い、あの悪役令嬢の佇まいは筆頭姫の影を感じるとなっていき、そして入れ替わっているのではないかと感じるように。そこからは筆頭姫の側付の行動力で入れ替わりの発覚からあれよあれよと話は進んでいき、遂にあの方までも真実を知ってしまう・・・。後見人との繋がりもそうですが、今後が気になる作品となっております。
（30代・男性）

皇太子の妃候補の5名のうち、主人公・黄玲琳と悪女・朱慧月が、朱慧月の道術によって中身が入れ替わってしまうのですが、入れ替わり後の玲琳(外身は慧月)が、タイトル通り本当にふつつかな悪女でいらっしゃって、全然悪女になりきれていない点が、ところどころ笑いを誘います。もとの玲琳は容姿端麗で才能にも恵まれて、皇太子にも愛情を傾けられていたものの、身体が虚弱でほんの少しの打ち身で熱を出すほど。作中では本人はそんな体質が不満だった様で、偶然手に入れた健康な身体に歓喜している様が大変面白いです。序盤は入れ替わりに気づかない周囲が、玲琳とも知らず彼女を冷遇しますが、なにせ健康な身体に大喜びの玲琳が孤軍奮闘して、与えられた粗末な宮で逞しく生きる様が見ていて清々しく楽しいです。全体的に絵が美しく、当代皇帝の妃たちの衣装はもちろん、皇太子の妃候補たちの衣装も大変細やかに描かれていて、見事なので、絵が好きな方はそれだけでも楽しめます。だんだん周囲が彼女らの入れ替わりに気づいていくわけですが、それも一筋縄ではいかないので、そういった謎解きを楽しむ分にもオススメです。最終的には報復物になってしまうのでしょうが、ポジティブで報復しようとも思ってなさそうなヒロインに笑いながら読みたい方におすすめします。
（30代・女性）