全巻無料で漫画「多聞くん今どっち！？」は読める？

これを読む前は、アイドルにハマる感覚がよくわからなかったのですが多聞くんとうたげちゃんのやりとりを読んで、ファンの皆さんはこういう感覚で推しにハマっていくのだなあと感じました。この作品の良さは、まずは多聞くんのアイドルモードのオンと普段のオフの差が激しすぎるところですね。オンはキラキラ輝いて数多の女性を虜にするアイドルなのに、オフになると輝きどころか、闇を背負うネガティブインドア人間に、、。唐揚げを食べて、一瞬オンになったり、うたげちゃんの誘導によってアイドル部分を引き出されたりするのもこの作品ならではの面白さだなぁと思います。次に、多聞くんを推し続けるうたげちゃんも魅力的なキャラクターです。いつもは穏やかな彼女がアイドル多聞くんのことになると形相が変わり途端に強くなるのは必見です。彼女の一途な愛（応援）によって、オフの多聞くんが変化していくところも楽しいです。最後は、やっぱり惹かれあっていく2人の姿です。ファンとアイドルという一線を超えてはいけない関係をどう超えていくのかが、今後も楽しみです。他にも、多聞くんと同じグループの桜利くんがライバルとして登場したことで2人の間をぐんぐんと近づきそうで楽しみにしています。アイドルとファンというよくある設定ですが、各々のキャラクターが今までの路線とは違うためにかなり楽しく読ませてもらっています。
（30代・女性）

オンとオが激しめでこれまでにない新しい推し活をテーマとしたラブコメディとなっていて、とても面白かったです。アイドルオタクのヒロインが家事代行のアルバイトで推しアイドルの家を担当することになり、キラキラのイメージを持っていた彼がジメジメな本性をしているというそのストーリー設定が最高でした。そこはそんな設定なのか、となったり、こんな展開が待っていたのか、など意外なところつく事が多かったので容易に予想のできない内容でクオリティが高いなと何度も感心させられます。うたげちゃんのオタク特有の独特な話し方とテンポいいボケとツッコミが最高に好きでした。まさに今の時代に沿った世界観が繰り広げられていたので非常に楽しめました。アイドルオタクに関するギャグ満載のラブコメディ作品に触れてみたいという人、これまでに読んだことのないような新しい世界観を漫画を通して楽しみたいという人に特に手に取ってみてほしい作品だなと思いました。自分自身もギャグにハマったため、また何度も読み返して楽しみたいなと思いました。そして何よりも、やはり推しの存在があるからこそ得られる幸せもあるのだなと学ぶこともあり、自分も推し活をこれからもっと極めようと思いました。
（20代・女性）

うたげちゃんの多聞君へのキラキラしたアイドル部分への推しへの並々ならぬ愛の深さと、家の中への陰鬱とした部分への戸惑いがありながらも推しの表に出ていない部分も愛故に理解しようとする懐の深さを感じる「推しの鑑」としての姿に感動をおぼえます。こんなに愛されるアイドルは幸せです。その愛を家政婦として、でもファンとしての距離を取りながら多聞君と生活を共にしていくうたげちゃんがどこで完璧な推しの殻を破って恋愛感情に気づくのか、それともしばらく気づかずに陰鬱と色々と考えすぎてしまう多聞君のケアに徹するのか…これからがとても楽しみです。最初の出会いがバイトの家政婦と陰キャコミュ障アイドル？との出会いからのはじまりでハイテンションなうたげちゃんと多聞君の自己紹介的なギャグの掛け合いでその先のストーリーが気になって読み進めて行く感じです。そこからうたげちゃんが鬱々とする多聞君の心のケアをしながら多聞君が少しずつ心を開いていくのですが、そこからどういう風な関係を築いていくのか…そこに恋愛感情は生まれるのか…そして何故陰キャでコミュ障の多聞くんがこんな性格でキラキラしたアイドルになりきらびやかな芸能の世界に入ったのか…これからの話が進む中でどう解き明かせていかれるのかがとても楽しみです。
（30代・女性）

ワイルド系なイケメンアイドルは実は、とてもネガティブな残念イケメンだったと、衝撃的な内容で進んでいく今作。物語の中心的な人物となるキャラクターの福原多聞くんは、推される人気を持つイケメンアイドルですが、自分に自信が無さすぎる残念のイケメンとして登場します。そんな彼を励ます事になったファンの一人である木下うたげ、もというたげさん。彼女のイケメンっぷりが個人的にはツボでした。落ち込んでいる推しのアイドルを奮い立たせる為にと、様々な手を使う彼女。困った彼を放っておけないとする、あまりにイケメンっぷりに惚れてしまいそうになります。落ち込んですぐに逃げ出したくなると、すごくメンタルが弱すぎな彼。でもそんな彼を必死に推しながらに、アイドルとしての自身を持たせてくれる彼女の想いは、ファンではなく、一人の女性としての優しさも感じられます。誰しも自信がない時代と、自己肯定をするにも根拠がなく、どうやって自信を付ければいいのかと悩む中で、頑張れと、そして大丈夫と、励ましてくれるヒロインのうたげさん。彼女は新しい形のあるヒロインとしての魅力があります。健気で可愛いだけのヒロインⅮではなく、いざとなれば真正面から彼をサポートしてくれる、イケメン力のあるヒロイン。そんな彼女と彼の恋はどうなるのかと、気になる展開が見どころです。
（40代・男性）

大好きなアイドル・F/ACE（フェイス）に貢ぐために稼ぎに行ったら、推しの福原多聞くんの家でした！なんて、ドキドキ＆どれだけ徳を積んだのかという展開ではなく、お部屋に生息している多聞くんは、キラキラしたオーラどころか、ジメジメしかしていないジメ原さんで、オンオフが非常に違ったのです。しかも、とことんネガティブで、メンヘラゾンビで、「生きていて、すみません」というほど自己評価が低いのです。でもそんな多聞くんに救われた木下うたげは、本人でもアンチは許しません。多聞くん自身を多聞教に入信させるほどの熱い想いを語り、引退した方がいいのではとネガティブになる多聞くんを奮い立たせるほどです。そもそもご本人なので、時々アイドルな多聞くんにやられてしまいますが、うたげの破裂もモザイクも通常運転です。それでもいちファンという線引きをするのはうたげの方で、グイグイ頼りにして来るジメ原さんをうまく交わしながら、F/ACEの他のメンバーとも、オタク友達にも言えないのに、どんどん関わっていくことになってしまう様が面白いところです。推しとお近づきになるどころか、お喋りできる夢のような展開をド・コメディーに振り切っているのが最高な作品です。
（40代・女性）