「天使だったらよかった」は全巻無料で読める？漫画バンク・ごはん・ロウrawなど海賊版・違法サイトも調査！

近年の少女漫画では珍しい心を揺さぶるドロドロしたラブストーリー。夏瑚、憂奈、泰星、女の子2人と男の子1人の3人組っていうのが嫌な予感しかありませんが、片方が失恋して、悲しいでは終わらせてくれません。毎日辛い日々が続き、友達だったはずなのに、苦しめたいほど何かしたのか、一体何が目的なのかと怒りが抑えきれないほどで、本当に酷いです。平気で嘘を付いて、悪いとすら思っておらず、むしろ喜んでいるような様子で、周りまで巻きこみ始めます。泰星は盲目的に愚かでは無かったようですが、想いがあったのか、察しが悪かったのか、運が悪かったのか。それよりも夏瑚にはちゃんと真実を見てくれていた先輩がいます。言葉としてはヒリヒリするものではあったけど、荒んだ気持ちが限界だったのもよく分かります。それでも憂奈は放っておいてはくれません。何度も夏瑚を陥れようとしたり、夏瑚が駄目なら先輩を引き離そうとしたり、さらには良心に付け込んだりしようとして、夏瑚は先輩のおかげもあって、強い気持ちを持って誠実に立ち、憂奈になんて負けてはならない！と応援したくなります。夏瑚と先輩の関係が初々しくて可愛いらしいので、ギスギスした唯一の癒しの場面です。3人の歪んでしまった関係、愛憎劇が繰り広げられているように見えるのですが、主軸は実は違う。心理描写や見せ方がとても魅力的なので、続きが気になって、グイグイ引き込まれてしまう作品です。
（40代・女性）

あまりにも切なくて胸が張り裂けそうな思いを幾度となく味わうことになりました。冒頭から何やら不穏な空気をまとっていることに早くも憂う気持ちが芽生えてきたものの、どうか杞憂であってくれと、そんな願いも虚しく打ち砕かれたことを残念に思う気持ちがないとは言いきれません。好きな人に好きな人がいる、この程度であれば機会をうかがって上手いこと画策すれば相手の気持ちを自分の方に向けることも難しくは無いはずなのに、こともあろうか既に付き合っているとなれば画策する以前の問題にならざるを得ません。スタートラインにさえ立たせてもらえない悔しさを主人公よりも私が痛烈に感じてしまい、悔しさはやがて憎しみへと形を変えていったのは言うに及ばずです。憂奈ちゃん、ぶっちゃけ見た目はすこぶる可愛くて好みだっただけに、裏切られた感は半端ではなくて鋭利な刃物でズッタズタに引き裂かれた気分になりました。可愛い顔してやることがえげつない、少女漫画あるあるにまんまと引っかかってしまった己の不明を心底恥じ入るほかありません。あと、泰星くんも愚かにも引っかかっているため、これはもう私と同罪として見ても構わないかなという気になっています。
（20代・女性）

暇つぶしに読みましたがおもしろかったです。ヒロインの夏瑚ちゃんは幼馴染の泰星君が好きです。ところがその泰星君が事故にあってしまい意識不明になってしまいます。毎日お見舞いに行き、手を握って話しかけている姿は健気です。意識をとり戻した泰星君が親友の優奈ちゃんと付き合い始めたときはすごく切なかったです。意識のない泰星君のお見舞いに毎日来ていたのが優奈ちゃんだと思い込んでしまったのが真相です。優奈ちゃんはそんな嘘をついて性格が悪いと思い腹が立ちましたがその性格の悪さがこのマンガをおもしろくしていると思いました。親友の優奈ちゃんは裏切って関係が変わっていくところがみどころです。優奈ちゃんはすごくかわいい容姿ですが性格悪いのはすごく残念です。病院であった先輩と学校で再会します。先輩が夏瑚ちゃんに「奪っちゃうよ」というところ、変な噂がでてもすぐになくなるのは先輩のおかげだけどその先輩の表情がすごく怖いです。ちなみに先輩はすごくイケメンでかっこいいです。ずいぶん後になってから本当は夏瑚ちゃんが毎日お見舞いに来てくれていたことに気付いた泰星君の今後がすごく気になります。ストーリーはドロドロしてちょっと怖いと思いましたがハマッてしまいたのしいです。絵もきれいだし引き込まれる内容です。
（40代・女性）

小学校から共にしてきた友人の腹黒さに気づくことなく高校生になった事実をどう受け入れるべきかで相当悩んでいます。果たしてそれは本当に友人であったのか否か、これはもう謎として処理するほかなさそうです。端的にかつ有り体に言うと大分胸糞悪い描写に打ちのめられそうになります。幼なじみとか何それ羨ましいなこいつめ、と羨望の眼差しを向けていた頃が酷く懐かしく思えてなりません。残酷極まりない事実との直面に絶句してどうしようもない気分にさせられること間違いなしです。何も偏見があるというわけではありませんが、可愛い子には何らかの裏があると見ても構わない説が濃厚になったかもしれません。平然と嘘をついても気が咎めない可愛い子を易々と許せるような歪んだ優しさなんて持ち合わせていないため、ただただ恐怖と嫌悪のふたつがせめぎ合う形になり、どんな展開に転んだとしても永劫好きになる未来は訪れやしないと悟るほかなくて、こんなにも悲しい思いをさせられる読み手ならびに主人公ちゃんが憐れで仕方がありません。気の持ちようで何とかなるレベルを超えています。雑魚メンタルの自覚がある人には向かないと言い置いて置く必要を感じるまでに至りました。
（20代・女性）

これを読んで憂奈ちゃんと泰星くんに復讐心が芽生えない人がどこにいるものかと、怒りがピークに達して持て余している自分はそう思いました。元を辿れば、夏瑚ちゃんが意気地無しと揶揄されても仕方がないような有様だったことが要因と言えなくもありません。さっさと告白の1つでもして牽制しておけば最悪の事態は防げた可能性が大いに考えられます。いじらしく見舞いに訪れていたとしても、相手が眠っていれば当然気づいてもらえるはずがないのです。その点を踏まえて、全ての要因を憂奈ちゃんと泰星くんに押し付けるのはお門違い説を提唱したいところです。がしかし、悪質極まりない憂奈ちゃんの言動が事態を歪にしていったのは明白であり、何としてでも断罪してやりたいと心の中にメラメラとした赤い炎が上がるのを実感することになります。虫も殺せないような人畜無害っぽい顔をしておいて、やることは小悪魔どころか閻魔様の域にあると捉えるほかありません。自ら水を被って被害者面したシーンは、怒髪天を衝く強烈さがあったため、一生忘れることはないと瞬間悟り、脳内に「可愛い子は絶対に信用してはならない」と真実に基づいた教訓がどこからともなく聞こえてきます。
（20代・女性）

夏瑚ちゃんの健気さに心を打たれること請け合いです。お見舞いに持っていく花を自ら見繕ってきたのか、花に込められた意味まで大切に思っている描写が記憶に残りました。「希望」、まさしく一刻も早く目覚めて欲しいという願いにピッタリな花言葉であり、如何に夏瑚ちゃんが意識を失って久しい泰星くんのことを友人以上に見ているかが見て取れます。いつ目覚めるのか分からない絶望の中で、それでもめげることなく足繁く病室に通ってあげる夏瑚ちゃんの努力が報われることをひたすら祈るのは自然な流れであったと思っています。だからこそ、裏切られた時の苦痛感は尋常ではなく、それと伴って現れた軽蔑の感情に戸惑うばかりです。また、悪魔の囁きと言ってしかるべき先輩の口から放たれた甘言に私自身が魅了されてしまうことになったのも自然な流れに違いありません。病院で顔を合わせた時とはかなりのギャップがあったものの、裏切りが行われたことを思えば細かいことを考えている余裕はなく、本能の赴くままに奪還してやるべきと、少なくとも私はそう考えながら読み進めることになりました。甘言を聞いてもなお渋り続ける夏瑚ちゃんに対して焦れったく、歯痒い気持ちになるのも無理からぬことです。
（20代・女性）