全巻無料で「売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される」をzipで読める？コミックルーム・なろう・amazon・kindleが気になる方も！

個人的に、見目麗しいお嬢さん方の中でも一際目を引く可愛さがあると思ったのが三女のマリーちゃんです。完全に恋に落ちました。別段、ロリコンという世間から疎まれる性癖を持っているわけではなかったのですが、これを機に目覚めてしまう可能性があります。家柄の良いお嬢さんに求められる品格が齢13にして備わっている点、男共を魅了する巧みな話術、これで落ちない人はまずいません。そして、圧倒的な強ビジュアルの良さは筆舌に尽くし難いものがあり、あの最強無敵なツインテールに勝てるものはないと見受けられます。開幕早々推しを見つけられたことに対する喜びを噛み締めるほかなく、その時点で満ち足りた気分を味わえたのは本作がれっきとした良作であるという証明にもなり得ます。決してお姉様方が見劣りするということはありませんが、マリーちゃんを目にしたらもう他の女の子は目に入らなくなってしまうものです。つくづくマリーちゃんが危ない目に遭わなくて良かったと胸を撫で下ろし、身を差し出されることになった次女のアンナに感謝申し上げたいところです。いやしかし、アンナの逞しさには感服せざるを得ません。若干引いてしまうくらいのタフさに恐れ入ります。
（20代・女性）

申し訳ないことこの上ないけれど、イザーク＝フォン＝ハルミッヒ、すなわちお父様だけがやたらお年を召していて不思議に思ってしまいました。還暦を過ぎていても納得のいくレベルに相当するものがあり、お母様のえも言われぬ高貴的な美しさとは些か釣り合っていないようにさえ感じられるほどです。それはさておき、ある意味見事なまでのフラグ建設からのこれまた見事なまでのフラグ回収とあって、嘆くよりもまず先に笑いを禁じ得ません。こうもあっさりご退場されるとは全くの予想外です。あれだけ強いことを殊更アピールする描写があったにも関わらず、それを目にする機会は1度も与えられずに呆気ない死に方をされたことは残念でなりません。因みに、何の活躍もせずにまんまと捕まったであろうお兄様の不甲斐なさは言葉になりません。完全にお荷物状態のお兄様を戦地に連れて行く判断を下した、紛れもないお父様のミスであるのは言うまでもなく、そう簡単に同情するのも難しいです。お家で大人しく待っていれば、少なくとも捕まることなくみんなと一緒にお父様の死を嘆くことができたに違いありません。無能は無能らしく何もしないのが世のため人のためと言うものなのです。
（20代・女性）

こういう場合、普通は年長者であるお姉様のローズさんが相手方に差し出されるべきと思いますが、実に上手いこと回避したなと感心せずにはいられなかったです。あの状況を予測していた訳では無いにしろ、たった一晩で男を手玉に取って婚約に至らせるとは、見かけによらずとんでもない女だと恐れ入るばかりであり、それが功を奏して回避出来たのだからアッパレと言うべきかもしれません。もっとも、本来行くべきだった自分の代わりに妹が行くわけだから、良心の呵責にしばらくの間苛まれることは目に見えているため、それはそれで壮絶な運命の始まりです。自分がもしローズさんの立場であれば、ほっと胸を撫で下ろして今しがたできたばかりの婚約者と仲良く新婚生活をエンジョイしているかもしれません。少なくとも、誰が行くかの議題が上がった時に自ら名乗り出ることはまず有り得ません。本当に助かる根拠は無いに等しい中、相手の意のままに身を差し出す勇気は小心者の自分には到底あるはずも無く、むしろ敵を討ったるでと言わんばかりの勢いで名乗り出て見せた次女に脱帽するばかりです。危険を顧みず立ち向かえる強さをほんの少し分けて貰いたいと切実な思いに駆られるに至りました。
（20代・女性）

どこに目を付けてんだ賎しい者めと揶揄されかねないことは承知の上ですが、お嬢さんたちよりもお母様であるイザベラさんを敵に差し出せば案外ことはスムーズに運んで解決する可能性が高いのではないかと思いました。ぶっちゃけ、イザベラさんほどの美貌を持っている方を前にして靡かない人種が存在しているなんて考えにくいです。もっと言うと、その気になればまだ産めます。老いぼれと呼ぶには若干早い気もする偉大なるお父様の奥様としては若いにも程があると初めから思っていた故、お嬢さんたちの中から選ぶと決まった際に腑に落ちなかった次第です。もし自分が敵で、やって来たのがイザベラさんだったら、それはもう酒宴を設けるほどの凄まじい喜びで胸がいっぱいになることが容易に想像できます。自分のテリトリーに麗しの美女がいる、この状況を喜べないのは愚の骨頂と言っても差し支えません。こんな浅ましいことを延々考える自分であるため、本音としてはイザベラさんに行って欲しかったのです。愛する旦那の敵討ちしてやんぞというくらいの勇ましい覚悟を持って、残されたお嬢さんたちに対して威厳を見せつけるくらいのことをするべきだと思いました。端的に言うとガッカリです。
（20代・女性）

イザーク様がお亡くなりになられたことは、誠に残念でなりません。ついでに何をしに行ったのか謎でしかないナヨナヨ系男子のアロイスに関しては言葉もありません。正直なところ、初めからいなくても良かったかもしれないです。そうなると跡継ぎ云々で問題が起こりそうですが、御貴族様の複雑な事情を理解して汲んでやれるほど私は人情を重んじる立派な人間ではないことを承知しているため、我関せずに黙って見るだけに留めておきます。閑話休題、イザーク様の無念は察するに余ります。しかしながら、同時に相当鼻が高いはずです。なんてたって、我が娘が自分の仇を討つために戦略を練っているのだから、父親冥利に尽きるものがあると考えるのが一般的な考えです。我が娘を危険に晒したくない気持ちも多分に含まれていても、やはり自分のためを思って危険を厭わずに敵陣に歩を進められるその根性を褒めてやるに違いないと思います。回想シーンからして、イザーク様が如何にアンナ様を目にかけて大切にしていたか十分に見て取れます。結果的には、お亡くなりになってしまったけれど、イザーク様からしてみれば、アンナ様の立派なお姿はこれ以上ないほどの親孝行かもしれません。
（20代・女性）

ヒロインの女の子が強く描かれている作品で、とにかく彼女が強く逞しく映ったため同じ女性としても憧れの眼差しで見ていられました。ヒロインの女の子が弱く描かれていて、私にはどうしても何もできっこないと決めつけて助けを待つだけのような様子がよくあったりしますが、そんな焦ったさをこの作品からは一つも感じられなかったため大満足でした。王子と剣の技術が互角なのはとても面白かったです。読み進めていくにつれてどんどん、この強気なヒロインとイケメンで出来過ぎな王子との相性抜群な組み合わせである二人がどのようにして距離を縮めていき関係を進めていくのかがとても楽しみになっていきました。顔を腫らした状態で「俺に惚れろ」と王子が発言したシーンは特に印象的に残っていますし、こんな前代未聞な状況に驚きを隠せず、そんな予想できない展開にワクワクもさせられました。戦闘シーンの描き方は本当に美しかったですし、全体的にそのクオリティーの高い作画にも満足しました。一本一本丁寧な線で描かれていたため、全てのシーンが綺麗におもいました。また、それぞれの人物の描き方も個人的にはドストライクで最高でした。ヒロインが強気な溺愛系漫画が好きだと言う人に特にお勧めしたいです。
（20代・女性）